この記事では、そんな疑問におこたえします!
答えとしては、難しいけど、アメリカンエクスプレスのカードを1枚目に作るならできるかも?という感じになります。
例えば、一度アメリカに住んでいた人で、日本に帰国した人は、実際に日本で作ることができ、クレジットカードも日本に郵送してもらえたという話を聞きます。
また、すぐにアメリカに赴任・移住する予定がある!という人には良さそうです。
一方で、完全に日本からだと、どうなのでしょうか?
リスクもあり、正しいのか分からないため、本ブログで推奨するものではありませんが、検討項目について、この記事で整理します。
基本的にアメリカに住んでいないと難しい理由【必要なもの】
まず、アメリカに住んでいないとアメリカのクレジットカードを作るのが難しい理由を、解説します。
アメリカのクレジットカードを作るには、下記の7つの全てが必要です。
- クレジットヒストリー
- ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)
- またはタックスアイデンティフィケーションナンバー(TIN)
- アメリカの住所
- アメリカの電話番号
- アメリカの銀行口座
クレジットヒストリー
クレジットヒストリーとは、「信用記録」です。
日本でも、初めてクレジットを作るのは、会社からの安定的な給料などが保証されていないと、落とされてしまったりすると思います。
同じように、アメリカでもクレジットカードやローンのためのクレジットヒストリーというものが、カード会社や銀行などで蓄積されています。
全くアメリカに縁のない日本人は、このクレジットヒストリーが0なため、アメリカとしても、信用できるか判断できず、クレジットカードを作らせてもらえないということになります。
日本人でアメリカに赴任する場合でも、同じ課題に直面し、解決策があるため、後半で解決します。
ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)
次の関門がソーシャルセキュリティナンバー(SSN)です。
これは、日本で言う、マイナンバーにあたります。
違う点は、アメリカではクレジットカードを作る場合や銀行口座の解説、他にも家を借りる場合など、さまざまな場面でこのSSNが必要になることです。
このSSNを取得するためには、アメリカのビザ(基本的に就労ビザ)が必要になります。
これが大きなハードルの1つでしょう。
タックスアイデンティフィケーションナンバー(ITIN)
SSNの代わりになる場合があるのが、タックスアイデンティフィケーションナンバー(TIN)です。
こちらは、アメリカに住んでいなくても、取得することができます。
詳しくは、アメリカ合衆国内国歳入庁(IRS)のページに従って、W-7フォームを提出することで、取得が可能です。
アメリカの住所・電話番号・銀行口座
上記に加えて、アメリカの住所、電話番号、銀行口座が基本的に必要になります。
銀行口座は基本的にSSNが必要だと説明しましたし、住所や電話番号を現地に移らずに持つと言うことも、イメージできないかと思います。
ほぼ不可能、そもそも、アメリカのクレジットカードは当然アメリカ人・アメリカ在住者向け、ということはわかっていただけたかと思います。
万が一、例外的に可能ならどういう方法が合法的に可能か、次の章で解説します。
日本からも作れるかもしれない方法
アメックスのグローバートランスファーを使えば、SSN・TINは必要ない
まず、1つ目の関門であるSIN/TINに関しては、アメリカンエクスプレスのグローバルトランスファーというものを利用すれば、なくても申請することが可能です。
これは、アメリカに初めて赴任・移動する人におすすめしている方法です!
グローバルトランスファーの詳細については、公式サイト(Amex Global Transfer)を確認ください
この方法を使うためには、下記二点が必須です。
- 日本でアメリカンエクスプレスのクレジットカードを作成すること
- 日本のアメリカンエクスプレスのカードを最低3ヶ月は利用すること
日本でアメリカンエクスプレスのカードを持っていない人は、まずその作成からスタートです。
日本のAmerican Expressカードのうち、わたしが実際に作っておすすめするのは、ヒルトンオナーズカードです。
※公式の紹介リンクがありますので、関心がある方はこちらから作ってみてください。
ここでは、日本のアメリカンエクスプレスのカードを持っていることを前提に、画面のスクリーンショット付きで、キーポイントのみ解説します。
まず、下の画面のように関心のあるアメリカンエクスプレスのクレジットカードのApply Now をクリックします。
どのカードが良いかわからない人は、アメリカのアメックスクレジットカード全17種類まとめ の記事を参考にしてみてください。
申請情報で、名前や住所(記事後半に解説)などを入力していくのですが、Social Security Number というところで一度ストップしてください。
下記の画面のように、Show Details と詳細を表示した上で、Log in to My Accountをクリックし、日本のアメリカンエクスプレスへのログイン情報を入れます。
ログイン成功すると、登録画面が変わります。
下記のように、SSNを持っていないという選択ができるようになるので、クリックし、日本のパスポート番号を入力することで、申請が可能になります。
アメリカの電話番号の入手方法
番号アメリカの電話番号は、Skypeでも簡単に手に入れることができます。
こちらは、一番ハードルが低いですね。
アメリカの銀行口座の入手方法
続いて、銀行口座に関しては、ハワイのセントラルパシフィックバンクなら日本からも口座開設が可能だそうです。
関連して、日本とアメリカの口座間の送金などについては、Wiseを利用するのが便利です。
Wiseの場合は、海外送金の手数料も安くてお得です。
アメリカの住所の入手方法
Planet Expressというサービスを利用すると、日本からでも、アメリカの住所が取得可能です。
こちらは、アメリカで商品などを購入して、日本に転送したい人などに向いているサービスです。
アメリカのクレジットカードを日本在住で作る方法まとめ
以上、この記事では、アメリカのクレジットカードを日本から作る方法の可能性・検討項目についてまとめました。
わたしはアメリカに住んでいてクレジットカードを作成したため、上記の方法は試しておりません。
日本と比較して、アメリカのクレジットカードのお得さをこのブログで書いているうちに、多くの方から日本から作ることはできないのか、という関心をいただいているため、あくまでも可能性として、満たすべき点について解説しました。
実際には、国のルールとして、アメリカ国外から作ることは難しいかもしれません。
そのあたりも含めて、関心のあるかたは、ご自身の責任で、より詳細を確認することをおすすめします。
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