アメリカ生活では、クレジットカードは必須アイテムと言っても過言ではありません。
家賃や公共料金の支払い、食費、交通費など、あらゆる場面でクレジットカードが使われます。

しかし、初めてアメリカに来たとき、クレジットカードをどのように作れば良いのか、何を選べば良いのか、困っている人も多いかと思います。
私も2017年に渡米したときは、同じでした。
しかしその後、これまでに10枚以上のクレジットカードを作り、様々な特典を活用してきました。

この記事では、私の経験を元に、アメリカでクレジットカードを作る際のポイントやおすすめのカードについて詳しく解説します。
アメリカでクレジットカードを作る前に知っておくべきこと

クレジットスコア・クレジットヒストリーの重要性

アメリカでは、クレジットスコアが非常に重要です。
新たにクレジットカードを作る際や、ローンを組む際に、このスコアが判断材料となります。
クレジットスコアは、FICOスコアと呼ばれるもので、300から850の範囲で評価されます。
700以上のスコアがあれば、良好と見なされます。
また、単純にスコアが高いだけではなく、「クレジットヒストリー」と言われるように、ある程度の期間、良いスコアを維持することが、クレジットカードを作る上でも必要になってきます。
日本と同じか、それ以上に、アメリカでは、クレジットカードの支払い延滞は避けなければなりません。
支払いの遅延はクレジットスコアに悪影響を及ぼし、将来的に新たなカードの取得が難しくなることがあります。

また、家や車を購入するときのローンもクレジットスコアが関係するので、毎月の支払いをきちんと管理し、延滞を防ぐことが重要です。
SSN(Social Security Number)の確保
また、アメリカでクレジットカードを新規発行するには、SSN(Social Security Number)というアメリカの社会保障番号が必要となります。
年会費、ポイント還元率、キャッシュバック、海外旅行傷害保険、手数料などの比較
クレジットカードを選ぶ際には、年会費、ポイント還元率、キャッシュバック、海外旅行傷害保険などの特典を比較しましょう。
多くの場合、年会費が無料の場合は、それ以外の手数料が若干高い場合やポイントなどが貯まりにくいことが多いです。
年会費、還元率、海外利用手数料、キャッシング手数料など、それぞれのカードの手数料を比較し、自分の利用スタイルに合ったカードを選ぶことが大切です。
アメリカでのクレジットカード申請方法

アメリカでクレジットカードを申請するには、いくつかの重要なステップがあります。
ここでは、その手順を詳しく説明します。
申請資格の確認
まず最初に、自分がクレジットカード申請の資格があるかどうかを確認する必要があります。
一般的に、以下の条件を満たしている必要があります。
クレジットカード会社の選択
次に、どのクレジットカード会社からカードを申請するかを決める必要があります。主要なカード会社には以下のようなものがあります。
- Visa
- Mastercard
- American Express
- Discover

どのクレジットカード会社も、アメリカ国内では、問題なくほとんどの場所で利用できます。

わたしはVisa、Mastercard、American Expressを利用しています。
各カード会社で提供されているカードの種類、年会費、特典などを比較し、自分のニーズに合ったカードを選びましょう。
申請方法の選択
クレジットカード会社が決まれば、実際の申請方法を選択します。
主に以下の3つの方法があります。
オンライン申請
最も一般的な方法です。
カード会社のウェブサイトから申請フォームに必要事項を入力し、送信します。
例えば、American Expressのクレジットカードは、こちらのリンク(Amex 全カードリスト)から作成できます。
電話申請
カード会社のカスタマーサービスに電話をし、電話口頭で申請を行います。
直接申請
実店舗に出向き、申請用紙に記入して申請します。

英語でやることもあり、話して説明するよりも、オンライン申請でやるのが一番簡単ですね!
必要書類の準備
申請時には、以下の書類が必要になる可能性があります。
申請が受理されると、カード会社から追加情報の提出を求められる場合があります。その場合は、求められている書類もしっかり提出しましょう。
申請後のプロセス
申請後、結果が分かるのは郵送でのお知らせになります。
審査で承認されれば、発行されたクレジットカードが自宅に郵送されてきます。
逆に、申請が断られた場合は、その旨が書かれた郵便が届くでしょう。
承認されてカードが届いたら、アクティベーションの手続きを行いましょう。

多くの場合は、書かれている電話番号に電話をかけることで、アクティベーションをおこなうことができます。
以上が、アメリカでのクレジットカード申請の主な手順となります。事前に準備を万全にしておけば、スムーズに申請できるはずです。
駐在員や留学生向けのおすすめカード

最初に作るべきカード
このブログでは、アメリカのおすすめクレジットカードを多く紹介していますが、初めてアメリカに来た場合、いきなり現地のカードを作ることは難しいです。
まずは、ANA USAカードやJAL USAカードのような、日本人向けのカードを作るのが賢明です。
私の場合、最初に作ったのはANA USAカードでした。

このカードはクレジットヒストリーがない日本人でも作りやすく、クレジットヒストリーの蓄積に役立ちました。
次に作るべきカード
ANA USAカードでクレジットヒストリーを積んだ後、わたしが次に作ったのは年会費無料のAMEX Hilton Honorsカードでした。
このカードはポイントが貯まりやすく、特に旅行好きには嬉しい特典が豊富です。
さらにクレジットヒストリーが積み上がったら、年会費がかかってもより多くの特典があるカードを検討するのが良いでしょう。
私の場合、Chase Sapphire Preferredカードを作りました。
アメリカに来たばかりで、少し気が早いかもしれませんが、より戦略的に、今後2−3年間のクレジットカードを作って行きたいという人には、アメリカ駐在のクレジットカードは作る順番が大切【注意点・年間スケジュールを解説】の記事をぜひ読んでみてください。
クレジットカードの利用方法と注意点

タッチ決済の普及
日本でも最近増えてきましたが、アメリカでは、タッチ決済(コンタクトレス決済)が急速に普及しています。
カードをリーダーにかざすだけで支払いが完了するため、非常に便利です。
例えばニューヨークでは、SUICAやPASMO、ICOCAなどの交通系カードが必要なく、クレジットカードのタッチ決済で、地下鉄やバスなどの公共交通に乗れるようになっています。
VisaやMastercard、American Expressの多くのカードがタッチ決済に対応しています。
支払いのタイミングと延滞を避ける方法
クレジットカードの支払いは、毎月の請求書を確認し、期限内に全額支払うことが基本です。
支払いを忘れないために、自動引き落とし設定をしておくと安心です。
アメリカで初めてのクレジットカード選び・使い方:基礎情報まとめ

初めてのアメリカ生活でクレジットカードを選ぶ際には、クレジットヒストリーの蓄積を意識し、手数料や特典を比較することが重要です。
初心者にはまずANA USAカードを作り、その後クレジットヒストリーが積み上がったら、年会費無料のAMEX Hilton Honorsカードや、特典が豊富なChase Sapphire Preferredカードを検討するのが良いでしょう。
これからアメリカでの生活を始める皆さんが、最適なクレジットカードを見つけて、充実した生活を送れることを願っています。
もし、どのカードを選ぶべきか迷った場合は、このブログを参考にしてみてください。
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