アメリカでクレジットカードを作るためのスコアを上げたい!
そう思っている人は多いのではないでしょうか。
しかし、わたしも初めの頃はそうでしたが、クレジットスコアをどのように確認できるのか、また、どのようにしたら上げることができるのかなどは、わからない人がほとんどかと思います。
事実、アメリカのクレジットカードはお得にポイントやマイルが貯める一方で、日本から駐在してアメリカでの信用情報が少ない日本人は、お得なクレジットカードを作りにくい(クレジットスコアが低い)という課題があります。
この記事では、そんな方向けに、クレジットスコアの仕組みから上げ方まで、わかりやすく解説します。
アメリカのクレジットスコアの仕組み
クレジットスコアとは何か?
アメリカに住むと、クレジットスコア(Credit Score)という言葉をよく耳にするようになります。
クレジットスコアは、個人の信用度を数値化したもので、信用情報機関によって管理されています。
このスコアは、アメリカでの生活において非常に重要です。
クレジットカードの申請、ローンの借入、さらには賃貸契約や就職活動にも影響を与えます。
クレジットスコアの計算方法
クレジットスコアは主に以下の5つの要素で計算されます:
- 支払い履歴(35%): クレジットカードやローンの返済履歴。遅延があるとスコアが下がります。
- クレジット利用率(30%): 利用しているクレジット額が限度額に対してどれくらいか。低い方が良いです。
- 信用履歴の長さ(15%): クレジットアカウントを持っている期間。長い方が有利です。
- 新しいクレジット(10%): 新しく開設したクレジットアカウントの数。短期間で多くのアカウントを開設するとスコアに悪影響を与えることがあります。
- クレジットミックス(10%): クレジットカード、住宅ローン、自動車ローンなど、複数の種類のクレジットを持っているかどうか。
分かりやすい点では、支払いの遅延や未払いがあると、悪い評価になってしまいやすいです。
「利用率」というのは、重要な視点で、クレジットカードを複数枚持っており、それぞれを利用した方が、1枚しか持たずに、そこで集中的に使うよりも、クレジットスコアを高く維持するのには重要ということです。
一方で、「新しいクレジット」という観点からも、短期間で多くのカードを作るとスコアが下がってしまいます。
駐在の期間のなかで、少しずつ、一方で戦略的にクレジットカードを作っていくことが重要だと言えますね。
また、クレジットカードを利用している長さもスコアに影響するため、古いカードもすぐには解約しないことが大切です。
クレジットスコアを提供する主要な機関
アメリカには主に3つの信用情報機関があります:
- エクスペリアン(Experian)
- トランスユニオン(TransUnion)
- エクイファックス(Equifax)
これらの機関が個々のクレジット情報を収集し、クレジットスコアを算出しています。
アメリカでのクレジットスコアの確認方法
無料でクレジットスコアを確認する方法
FICOスコアは、FICOのページから有料でチェックする方法が王道です。
一方で、アメリカン・エクスプレスのクレジットカードなどは、作ることでFICOのスコアを無料で確認することができます。
American Expressでのクレジットレポートの取得方法
チェックする画面は、こんな感じです。
American Expressは、無料で作れてお得なカードも多く、クレジットスコアまで確認できるので、作るのを考えている人には、ぜひおすすめしたいクレジットカードのシリーズです。
クレジットスコア確認時の注意点
クレジットレポートを確認する際は、誤った情報が含まれていないか注意深くチェックしましょう。
わたしはやったことがありませんが、誤りを発見した場合は、各信用情報機関に報告し修正を依頼することができるそうです。
アメリカでのクレジットスコアの上げ方:3つのポイント
クレジットスコアをあげていくには、時間がかかります。
それでも、できる限り最短でクレジットスコアをあげるには下記の3点に注意しましょう。
- 未払い・支払い遅れは絶対に避ける
- 使用率を下げる&利用限度を上げる
- クレジットカードを作ったらすぐに解約しない
クレジットカードの利用と返済
クレジットスコアを上げるためには、当然のこととして、クレジットカードを計画的に利用し、毎月全額を期日内に返済することが重要です。
ここで注意したい点が、アメリカのクレジットカードは、日本とは違い、初期設定では自動的に支払われないということです。
AutoPayという設定を忘れずにするようにしましょう。
借入額の管理
利用額(借入額)はクレジット限度額の30%以下に抑えることが良いとされています。
例えば、利用額が5000ドルの場合は、1500ドルくらいまでに抑えておきましょう!
自動引き落としをしたうえで、さらに余裕のある人は、引き落とし日を待たずに支払いすることも、クレジットスコアの向上につながります。
クレジット履歴の重要性
長期間同じクレジットアカウントを維持することが、クレジットスコアにとってプラスになります。
頻繁にカードを作ることはもちろん、閉じることも避けたいですね。
クレジットスコアの目安
良好なクレジットスコアの基準
一般的に、700以上のスコアが良好とされ、750以上であれば非常に良いとされます。
逆に、600未満は改善の余地があるとされます。
クレジットスコアのランク分け
クレジットスコアは以下のようにランク分けされます:
目指すべきクレジットスコア
新しいクレジットカードやローンを申請する際には、少なくとも700以上のスコアを目指すことが理想的です。
例えば、作るためのハードルが高いと言われる、Chase Sapphire Preferredクレジットカードを作ったときのクレジットスコアは788でした。
アメリカでのクレジットスコアの重要性
クレジットスコアは、アメリカに長く住めば住むほど、その重要度が増してきます。
短期しかいないから、といって、クレジットスコアが下がるようなことをしていて、またアメリカに住むことになって困ったということもありえるので、注意したいですね。
具体的、クレジットスコアは、以下のものに影響が出ます。
クレジットカードの利用限度額と金利
クレジットスコアが高いと、クレジットカードの利用限度額が高く設定され、金利も低く抑えられることが多いです。
住宅ローンや自動車ローンへの影響
高いクレジットスコアは、低金利のローンを受けるために不可欠です。
住宅や自動車の購入を考える際に有利になります。
就職や賃貸契約に与える影響
一部の雇用者や賃貸業者は、応募者のクレジットスコアをチェックします。
高いスコアは信頼性を示し、就職や住居の契約がスムーズに進むことがあります。
保険料への影響
クレジットスコアは、保険料の設定にも影響を与えることがあります。
高いスコアは、低い保険料をもたらすことが多いです。
アメリカのクレジットカードスコアまとめ
以上、この記事ではアメリカのクレジットスコアについてまとめました。
まずは、クレジットスコアの確認から始め、自身のスコアを理解しましょう。次に、上記の方法を実践し、計画的にスコアを改善していきましょう。
ぜひ、この記事を参考にしていただき、アメリカのクレジットカードをお得に作っていきましょう!
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