アメリカへの駐在が決まると、何を持っていけば良いのか悩む方も多いでしょう。
アメリカ生活は、文化や生活スタイルが日本と大きく異なります。現地で手に入る物とそうでない物、価格やクオリティの違いなどをしっかりと把握しておくことで、渡米後の生活がスムーズに進むことが期待できます。
この記事では、アメリカに駐在する際に役立つアイテムをピックアップし、それぞれのおすすめ理由を詳しく解説していきます。
家電・電子機器編
変圧器
アメリカの電圧は120Vで、日本の100Vに比べて高いため、日本製の家電製品をそのまま使うことはできません。
特に炊飯器やドライヤーなどの高出力機器を持っていく場合は、2000W対応の日章工業製変圧器を持参することをお勧めします。
アメリカでは高品質な変圧器が手に入りにくいため、必須アイテムです。
USB充電アダプター(複数ポート付き)
アメリカのコンセント形状は日本とは異なり、Type A/Bが一般的です。
また、充電する機器が多い方は、USBポートが複数ついた充電アダプターを持っていくと非常に便利です。
特にスマホ、タブレット、イヤホンなど、多くの電子機器を同時に充電する場面で役立ちます。
ドライヤー(海外対応)
アメリカでは、100-240Vに対応する海外対応のドライヤーが便利です。
パナソニックのドライヤーなど、日本製の海外対応モデルは、変圧器なしでそのまま使用できるため、手軽に使えます。
アメリカでは、ドライヤーの品質や価格が日本とは異なり、思わぬ高額になることがあるため、日本から持参する方がコストパフォーマンスが良いです。
パソコン
日本のパソコンはキーボードの配置が異なるため、特に記号の位置や変換キーがない点に注意が必要です。
家庭用のパソコンが買い替え時であれば、アメリカでの購入よりも、日本で購入していくことをおすすめします。
例えば、Appleのパソコンでも、iPhoneなどは全世界基本的に共通ですが、パソコンはキーボードが全っことなり、日本語で打つことが難しくなります。
シェーバー・バリカン(海外対応)
日本人とアメリカ人では、髭の質が全く異なります。
日本人にあった、日本製のシェーバーで、海外対応のものを用意していくのが良いでしょう。
また、アメリカでは、お気に入りの美容院を探すのが難しいことがあります。
パナソニックの海外対応バリカンを持参することで、自宅でのヘアカットが便利になります。
特に、防水機能付きのバリカンは、お風呂での使用後にそのまま洗い流すことができ、清潔に保つことができます。
キッチン用品
炊飯器
アメリカでも炊飯器は手に入りますが、日本製に比べて種類が少なく、機能も劣ることが多いです。
米を主食とする日本人家庭にとって、高品質な炊飯器は必需品です。
例えば、象印やタイガーの炊飯器は、多機能でお米をふっくら炊き上げるため、現地の炊飯器とは一線を画します。
下記のように、海外対応のものを持っていくか、上記で解説した変圧器を持参し、日本の炊飯器を持っていくのが良いでしょう。
個人的には、海外対応でないもの、の方が、より高性能で良いものが多いので、変圧器と併せて持っていくことをおすすめします。
軽量カップ・スプーン
アメリカでは計量単位が異なるため、日本のミリリットル表記の軽量カップやスプーンを持って行くと便利です。
アメリカのレシピでは「カップ」「オンス」といった表記が一般的なため、日本風の調理をする際には日本の計量ツールがあると、料理がスムーズに進みます。
鍋・フライパン(ティファール)
アメリカでも鍋やフライパンは手に入りますが、品質が劣ることが多いため、日本から持参するのがベストです。
特にティファールの鍋やフライパンは、焦げ付きにくく、取っ手が取り外せるタイプで収納もしやすいです。
アメリカで長く使うなら、耐久性のあるものを日本で購入しておきましょう。
しゃもじ、お箸・菜箸
日本のしゃもじ・お箸は、アメリカでは手に入りにくいことがあります。
特に、日本の箸は使用感が良く、料理の際に重宝します。
アメリカでの購入価格が高くなることが多いため、日本から持参するとコストパフォーマンスが良いです。
玉子焼き用のフライパン
アメリカでは、日本の玉子焼き用フライパンは入手困難です。
特に、日本のフライパンは焼き上がりが均一で使いやすいため、日本から持参することで、いつもの玉子焼きを作ることができます。
アメリカのフライパンでは、焼き加減が難しいことがあるため、日本のフライパンを持参することをお勧めします。
包丁(シャープナー付き)
アメリカの包丁は重く、切れ味が悪いものが多いため、日本の高品質な包丁を持参することを強くお勧めします。
特に柳刃包丁や万能包丁は、アメリカで手に入りにくい日本料理を作る際にも重宝します。
また、包丁の切れ味を保つためのシャープナーも一緒に持参すると便利です。
ホットプレート・たこ焼き器
アメリカではホットプレートは一般的でなく、持っている家庭はほとんどありません。
日本の家庭でよく行われる焼肉パーティーやお好み焼きなどを楽しむためには、ホットプレートが必須です。
アメリカのコンセントに対応した変圧器をあわせて持っていくと良いでしょう。
ラップ
アメリカ製のラップは、切りにくく、くっつきやすいことがあります。
特に、日本製のラップは使い勝手が良く、現地での料理や保存に重宝します。
アメリカのラップに比べて、切りやすく、使用感が良いため、日本から持参することで、ストレスフリーなキッチンライフが実現します。
スポンジ
アメリカ製のスポンジは泡立ちが悪く、臭くなりやすいことがあります。
日本製のスポンジは品質が高く、泡立ちが良いので、洗い物が楽になります。
アメリカで購入する場合、品質の良いスポンジを見つけるのが難しいため、日本から持参することをお勧めします。
食品・調味料編
日本の調味料(醤油、みりん、料理酒)
アメリカの調味料は、日本の味付けに合わないことが多いです。
日本の調味料(醤油、みりん、料理酒)を持参することで、家庭での料理がスムーズに進みます。
また、アメリカのスーパーで購入する場合、種類が限られ、価格が高いことがありますので、日本から持参するのが賢明です。
おすすめの調味料などは、下記記事でより詳しくまとめています!
日本のスナック類(ポテトチップス、カラムーチョ)
アメリカでは、日本のスナック類が手に入らないことがあります。
特に、ポテトチップスやカラムーチョなど、お気に入りのスナックを持参することで、現地での小腹が空いた時に便利です。
アメリカで購入する場合、種類や価格に不満が出ることがありますので、日本から持参する方が良いでしょう。
インスタント食品(ラーメン、カレー)
インスタントラーメンやカレーは、アメリカでも手に入りますが、日本のものは品質が高く、味が日本のレシピに合っています。
現地での食事が不安な場合、日本から持参することで、安心して食事を楽しむことができます。
お茶(緑茶、紅茶)
アメリカでのお茶の品質は日本に比べて劣ることが多いです。
特に、緑茶や紅茶など、日本でのお気に入りの茶葉を持参することで、現地でも変わらぬ味わいを楽しめます。
アメリカでの茶葉は価格が高く、品質もバラつきがあるため、日本から持参する方が良いでしょう。
調味料の小袋(味噌、だし)
味噌やだしなどの調味料は、アメリカでは手に入る種類が限られています。
特に、日本の調味料の小袋を持参することで、現地でも日本の味を再現することができます。
アメリカでの購入価格が高くなることが多いため、日本から持参する方が経済的です。
生活用品編
日本製のタオル(今治タオル)
今治タオルなどの日本製タオルは、アメリカでは品質が高く、コストパフォーマンスも良いです。
日本のタオルは柔らかく吸水性が高いため、現地での使用が快適になります。
アメリカのタオルは価格が高く、品質が日本に比べて劣ることが多いため、日本から持参するのが賢明です。
便座カバー
アメリカでは便座カバーはあまり一般的ではありません。
特に、日本製の便座カバーは衛生面で安心できるため、持参すると良いでしょう。
アメリカの便座は日本と異なり、便座カバーを見つけるのが難しいため、日本から持参するのが便利です。
洗濯ネット
アメリカの洗濯機は強力で、衣類を痛めやすいです。
デリケートな衣類を保護するために、日本の高品質な洗濯ネットを持参すると便利です。
特にビジネスシャツや繊細な素材の衣類を守るために、サイズの異なる洗濯ネットを複数用意しておくと良いでしょう。
歯ブラシ
アメリカの歯ブラシは、ブラシのサイズが大きめで、使い勝手が日本のものと異なります。
日本製の歯ブラシは、サイズやデザインが自分に合っているため、持参すると快適に使用できます。
特に、アメリカの歯ブラシは、毛の硬さや形状が合わないことがあるため、日本から持参する方が安心です。
綿棒、耳かき、爪切り
アメリカでは、綿棒、耳かき、爪切りの品質が日本に比べて劣ることがあります。
日本製のこれらのアイテムは品質が高く、使いやすいため、持参すると便利です。
アメリカで購入する場合、品質に不安があるため、日本から持参することをお勧めします。
スリッパ
アメリカのスリッパは日本のものと違い、底が固く快適ではありません。
特に室内で過ごす時間が多い方や、家族で利用する場合、日本の柔らかいスリッパを持参することで快適に過ごせます。
夏用、冬用と季節に応じて選ぶこともおすすめです。
洗剤・柔軟剤
アメリカでは日本のような高品質な洗剤や柔軟剤を手に入れるのが難しいです。
特に香りや効果にこだわりのある方は、使い慣れた日本製のものを持参すると良いでしょう。
現地で代用することも可能ですが、敏感肌の方や赤ちゃんがいる家庭では、日本の製品が安心です。
防虫グッズ
アメリカでは日本ほど防虫対策が進んでおらず、蚊やゴキブリに悩まされることがあります。
特に暖かい地域に住む場合、蚊取り線香やゴキブリ駆除剤などを持参しておくと、快適に過ごせます。
お気に入りの化粧品・スキンケア商品
アメリカでも化粧品やスキンケア商品は手に入りますが、日本の製品の方が肌に合うことが多いです。
普段使っている化粧品やスキンケア商品を持参することで、肌トラブルを避けることができます。
特にアレルギー体質の方や、特定のブランドを使用している方は、事前に用意しておくと良いでしょう。
医療・健康関連編
日本の薬類(風邪薬、胃腸薬、鎮痛剤)
アメリカでは日本の薬と同じものを見つけるのは難しいです。
特に、風邪薬、胃腸薬、鎮痛剤など、日常的に使う薬は持参することをお勧めします。
アメリカでは成分が異なることが多いため、自分に合った薬を持っていくことで、安心して健康管理ができます。
健康保険証・医療関連の書類
アメリカの医療システムは日本と大きく異なります。
健康保険証や医療関連の書類を持参することで、現地での医療機関受診がスムーズになります。
特に、過去の医療履歴や予防接種記録なども準備しておくと、万が一の時に役立ちます。
子ども用の医療関連アイテム(ミルク、薬)
アメリカでは、日本製のミルクや薬が入手困難なことがあります。
特に、赤ちゃんのミルクや薬は、日本で使用しているものを持参することで、赤ちゃんの健康管理がスムーズになります。
また、育児関連の書類や医療記録も持参すると安心です。
書類・日常品編
パスポート・ビザ・運転免許証
アメリカ駐在に必要なパスポート、ビザ、運転免許証などの重要な書類は、現地での生活に不可欠です。
これらの書類はコピーも含めて2セット以上持参することをお勧めします。
万が一の紛失や盗難に備えて、デジタルコピーも準備しておくと安心です。
銀行口座開設に必要な書類
アメリカでの銀行口座開設には、住民票や雇用証明書、パスポートなどの書類が必要です。
事前に必要な書類を確認し、準備しておくとスムーズに口座開設ができます。
また、英語訳の証明書が求められる場合もあるため、必要に応じて翻訳を依頼しておくと良いでしょう。
子ども関連用品編
子ども用の衣類・靴
アメリカでは日本と異なるサイズやデザインの子ども用衣類が多いですが、日本製の高品質な衣類や靴を持参することで、特に敏感肌の子どもには安心です。
また、アメリカのサイズ展開と違うため、事前に用意しておくと便利です。
子ども用の学用品
アメリカの学用品は日本と異なるため、筆記用具や学習教材を持参することをお勧めします。
特に、日本の学校で使用していた教材を持っていくと、現地での学習に役立つでしょう。
ベビー用品(ミルク、オムツなど)
赤ちゃんのミルクやオムツは、アメリカでも入手可能ですが、種類が限られていることがあります。
日本で使用しているブランドのものを持参することで、赤ちゃんの生活が快適になります。
また、育児関連の書類や医療記録も持参すると安心です。
その他のアイテム
日本の書籍・雑誌
アメリカでは日本の書籍や雑誌を手に入れるのは難しいため、お気に入りの書籍や雑誌を持参すると、現地での生活がより豊かになります。
特に、専門書や趣味の本など、必要なものをリストアップして持参しましょう。
日本のCD・DVD
アメリカでは日本の音楽や映画の入手が難しいため、お気に入りのCDやDVDを持参すると良いでしょう。
特に、日本のテレビ番組や映画が恋しくなることがあるため、手元に置いておくと安心です。
趣味・クラフト用品
アメリカでは日本の趣味やクラフト用品が手に入りにくいことがあります。
趣味に必要な材料や道具を持参することで、現地でも続けたい趣味を楽しむことができます。
特に、珍しい道具や材料は日本から持参すると良いでしょう。
持ち物リストのまとめ
今回紹介したアイテムを参考に、アメリカ駐在に向けて必要な持ち物をしっかり準備しましょう。
アメリカでの生活は、初めは不安や戸惑いがあるかもしれませんが、事前に準備をしっかりしておくことで、スムーズなスタートを切ることができます。
自分のライフスタイルに合ったアイテムを見極め、快適な駐在生活を送ってください。
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