アメリカ駐在・留学のスマホ/携帯電話：SIMフリー、現地購入、プリペイドSIMなどの選択肢を徹底解説

アメリカに留学や駐在で移住する際、スマートフォンの利用方法を事前にしっかりと考えておくことは非常に重要です。

通信手段が整っていると、現地での生活もスムーズにスタートでき、無駄な費用を抑えることもできます。

スマホ・携帯電話の用意

スマホ・携帯電話の用意としては、２つの方法があります。

• 日本のスマホをSIMフリーにする
• アメリカでスマホを買う

それぞれのメリットデメリットを整理します。

日本のスマホをSIMフリーにする

アメリカでスマホを利用するために、まず 日本のスマホをSIMフリーにする ことが一つの方法です。

SIMフリーにすれば、現地で使えるSIMカードを挿入してすぐに利用開始できます。

SIMフリーとは、スマートフォンがどの通信事業者のSIMカードでも使える状態のことです。

SIMロックがかかっている場合、日本の特定のキャリア（ドコモ、au、ソフトバンクなど）のSIMしか使えませんが、SIMフリー化すれば、アメリカの通信キャリアのSIMカードを挿入してそのまま使用できます。

SIMフリーにするメリット

• コスト削減：日本で使っているスマホをそのまま使えるので、アメリカで新たにスマホを購入する必要がなく、初期費用を節約できます。
• 使い慣れたスマホで安心：データの移行や操作に慣れているため、アメリカで新しいデバイスを学ぶ手間が省けます。

SIMフリーの手続き

1. キャリアに依頼：日本の携帯キャリアにSIMロック解除の手続きを申請します。オンラインで簡単にできる場合もあります。
2. 手数料確認：一部キャリアでは、手数料がかかる場合があります（例：3000円程度）。
3. 解除可能か確認：すべての端末がSIMロック解除できるわけではないので、事前に確認が必要です。

アメリカ現地でスマホを購入する

もう一つの選択肢は、 アメリカ現地でスマートフォンを購入すること です。

特にアメリカで長期間滞在する予定がある場合や、最新の技術を利用したい場合には、現地のキャリアからスマホを購入することが一つの有効な方法です。

アメリカ現地購入のメリット

• 最新モデルを入手可能：アメリカはスマホの最新モデルがいち早く発売されることが多く、最新のiPhoneやAndroid端末を現地で手に入れることができます。
• 現地キャリアのサポート：現地で購入したスマホは、その地域のキャリアの通信環境に最適化されているため、ネットワーク速度や品質が安定しています。また、万が一の故障時も現地で迅速な対応が受けられます。

スマホ購入方法

1. Apple Storeやキャリアショップで購入：Apple StoreやAT&T、Verizon、T-Mobileの店舗で直接スマホを購入できます。契約とセットで購入することも可能です。
2. 支払いプラン：アメリカでは多くのキャリアが月額分割払いを提供しており、手軽に最新のスマホを入手できる支払いプランがあります。
3. SIMフリー端末の購入：アメリカでもSIMフリーのスマホを購入できます。Best BuyやAmazonなどでSIMフリー端末を購入し、プリペイドSIMを使う方法も一般的です。

携帯通信会社との契約：長期プランやプリペイドSIMの選択

スマホと合わせて確認したいのが、携帯通信会社との契約ですね。

こちらも４つほど種類があるので、解説します。

アメリカの現地通信会社と契約する

まず、長期滞在者や留学生には、AT&T、Verizon、T-Mobileといった、現地の通信会社と直接契約する方法がまず挙げられます。

１番のデメリットとしては、契約をするために、銀行口座やクレジットカードなどが必要になるため、アメリカに行ってすぐにスマホを持つことができない点です。

• メリット: 現地の電話番号が取得でき、長期間の使用に適している。
• デメリット: 新しい端末購入やクレジットスコアのチェックが必要になる場合がある。

現地のプリペイドSIMカードを使う

ぱっと手に入れたい人には、アメリカ向けので プリペイドSIMカードを購入して使う という選択肢も非常に人気です。

特に長期契約を避けたい場合や、現地で手軽に通信を確保したい場合には有効です。

プリペイドSIMのメリット

• 現地の電話番号取得：友人や現地の知人とのコミュニケーションがスムーズになります。
• 月ごとの契約：使った分だけ支払うプリペイド形式なので、滞在期間や使用量に応じて柔軟に契約を選べます。

おすすめのプリペイドSIM

特に、H2O Wirelessが日本でも事前に購入でき、使いやすいプランが揃っているプリペイドSIMカードでおすすめです。

わたし自身、日本のAmazonでH2O WirelessのSIMを事前に購入しておいたことで、アメリカに行って　すぐにスマホを使い始めることができました。

日本の国際ローミングを使う選択肢

短期間の滞在や、急な渡航の場合には 日本のキャリアの国際ローミングサービス を活用するのも一つの選択肢です。

この方法では、今使っているスマホや電話番号をそのままアメリカで使用できますが、費用がかさむことが多いので注意が必要です。

国際ローミングのメリットとデメリット

• メリット：すぐに使える手軽さ、設定不要で使える。
• デメリット：長期間使用すると費用が高額になりがち。

Wi-Fi環境のみでスマホを使う方法

もし、モバイルデータ通信をそれほど必要としない場合や、スマホをあまり使わない予定の方は Wi-Fi環境を利用してスマホを使う方法 もあります。

アメリカは公共のWi-Fiスポットが豊富にありますので、これを活用して通信費を節約することも可能です。

Wi-Fiを使った通話・通信方法

• LINEやSkype：Wi-Fi接続があれば、通話やメッセージのやり取りは無料でできます。通信費を抑えつつ、連絡を取りたい方に最適です。
• モバイルWi-Fiルーター：日本でモバイルWi-Fiルーターをレンタルし、現地で使用することで、安定したインターネット接続が確保できます。

日本の携帯番号を維持したい場

長期滞在で日本の携帯番号をそのまま維持したい場合、 日本のキャリアが提供する一時休止サービス を利用するのも一つの方法です。

このサービスを使えば、日本に帰国後、再開手続きを行うだけで元の番号をそのまま利用できます。

一時休止サービスのメリット

• コスト削減：休止期間中は基本料金のみが発生し、通話やデータ通信料金はかかりません。
• 番号維持：日本の重要な連絡先やサービスとの繋がりを維持したい場合に有効です。

アメリカ移住に向けたスマホ・携帯電話の準備方法まとめ

アメリカでスマホを使う際には、 SIMフリー化、現地購入、プリペイドSIMの利用、国際ローミング、Wi-Fiのみの使用 など、さまざまな選択肢があります。

特に H2O Wireless などのプリペイドSIMは、コストパフォーマンスも高く、初めての海外生活を始める方にもおすすめです。

また、アメリカでの長期滞在を予定している場合には、現地でのスマホ購入も検討に値します。

それぞれの方法のメリットとデメリットをしっかりと理解し、自分のライフスタイルに合った方法を選びましょう。