アメリカでの生活は、一見華やかに見えるかもしれませんが、実際には厳しい現実や予想外の苦労も多く待ち受けています。
特に日本から移住してきたばかりの方にとっては、文化や生活習慣、言語の壁など、様々な「きつい」問題に直面することが少なくありません。
私も長年アメリカで生活してきた中で、多くの困難を経験し、それらを乗り越えてきました。

この記事では、そんなアメリカ生活で直面する10の困りごとと、その解決方法について、実体験を交えて詳しくご紹介します。
英語力不足で苦しむ日常 〜コミュニケーションの壁を乗り越える〜

アメリカに移住して最初に直面する課題の一つが、英語力不足による日常生活での困難です。
仕事や学校だけではなく、銀行、病院、レストラン、学校、そして職場で、英語を使わなければならない場面が頻繁に訪れます。
特に、専門用語や地元の方言が混ざる会話に戸惑うことも少なくありません。
私も最初は、電話での手続きや日常の買い物一つにも大変苦労しました。

具体的な解決策として、4つほど挙げます。
オンライン英会話で実践的なスキルを磨く
オンライン英会話は、実践的な英語力を鍛える最も効率的な手段の一つです。
特に、レアジョブといったプラットフォームは、手軽に自宅からレッスンを受けられるので、忙しい生活の合間に学習を進めることが可能です。
私も最初はレアジョブを利用し、1日25分のレッスンで会話のテンポや発音を改善しました。
ランゲージエクスチェンジでリアルなコミュニケーションを経験
オンライン英会話に慣れてきたら、私が個人的におすすめするのは、ランゲージエクスチェンジです。
アメリカには日本文化に興味がある人々も多く、日本語を学びたいというアメリカ人と言語交換をすることで、実際の会話で英語力を磨くことができます。
私の友人は地元の日本語クラスや日本関連のイベントに参加し、そこで知り合ったアメリカ人と定期的にカフェで言語交換を行ってきました。
相手も日本語を学びたいというモチベーションがあるので、相互に教え合う形で楽しく勉強できるのが魅力です。
マッチングアプリで英語を活かしつつ出会いを楽しむ
もし独身であれば、マッチングアプリを使って現地の人と出会い、英語の練習をしながら新しい友人やパートナーを見つけるという方法もあるでしょう。
マッチングアプリは、アメリカでは非常に一般的で、特に日本に興味がある人とも簡単に繋がれます。
実際、私の友人もアプリを通じて多くのアメリカ人と出会い、会話を重ねるうちに自然と英語のスキルが上がったと話していました。
英語学習アプリやツールをフル活用する
日常的に使える英語学習アプリを活用することも、効率的に英語力を向上させる方法です。
例えば、Duolingoは簡単に毎日少しずつ学習できるため、隙間時間に英語の基礎を復習したり、新しい単語を覚えるのに役立ちます。
また、YouTubeやポッドキャストを活用して、日常的に英語のリスニングやスピーキングの練習を行うことも効果的です。
Ted Talksなどの動画は、英語のスピードや表現に慣れるための良い教材となります。
医療費が高額!健康保険の選び方 〜アメリカでの医療費負担を減らすために〜

アメリカ生活の中で多くの日本人が驚くのが、医療費の高さです。
日本と比べて非常に高額な医療費がかかり、たとえちょっとした病気やケガでも数百ドル、入院や手術が必要な場合は数千ドルから数万ドルにまで膨らむことがあります。

アメリカでの生活を始める際に健康保険の選び方は非常に重要です。
アメリカには大きく分けて、公的保険と民間保険の2種類があります。
公的保険には、Medicare(65歳以上や障害者向け)やMedicaid(低所得者向け)がありますが、日本人は民間保険に加入するのが一般的です。
アメリカでは、企業が提供する健康保険に加入するケースが多いです。
多くの企業は従業員に健康保険を提供しており、従業員はその中から複数の保険プランを選ぶことができます。
もし雇用主が保険を提供していない場合や、自営業の場合は、個人で保険に加入することになります。
健康保険プランの種類と選び方
アメリカの健康保険プランには、主に以下のような種類があります。
それぞれのプランにはメリットとデメリットがあるため、自分のライフスタイルや健康状態に合ったプランを選ぶことが重要です。
- HMO(Health Maintenance Organization):ネットワーク内の医師や医療機関を利用することが求められ、専門医にかかるには主治医の紹介が必要。費用が比較的安く、予算重視の人におすすめ。
- PPO(Preferred Provider Organization):ネットワーク外の医師や医療機関も利用可能。自由度が高く、専門医に直接かかれるが、HMOよりも費用が高い。
- EPO(Exclusive Provider Organization):PPOと似ていますが、ネットワーク外の医師は利用できない。自由度と費用のバランスが良い。
- HDHP(High Deductible Health Plan):高額の自己負担額(deductible)が設定されているが、毎月の保険料が安い。若くて健康な人向け。
健康保険選びのポイント
- 自己負担額(deductible):自己負担額が低いプランは、保険料が高くなる傾向がある。頻繁に医療サービスを利用する人は、deductibleが低いプランを選ぶと良い。
- 保険料(premium):月々の保険料はプランによって異なる。自分の収入や予算に合わせて選ぶ。
- 医療機関の選択肢:自分がよく通う病院やクリニックがプランのネットワーク内に含まれているか確認する。
- 薬のカバー範囲(formulary):よく使う薬が保険でカバーされているかを確認する。
「旅行者保険」で一時帰国時の医療費もカバー
アメリカに住んでいると、一時帰国時の医療費も気になります。
日本では国民健康保険に加入していないため、ケガや病気で医療を受ける場合、全額自己負担となってしまいます。
そこで便利なのが、旅行者保険や海外滞在者向けの保険です。
これらの保険は、一時的な帰国時の医療費をカバーしてくれるため、安心して帰国できます。
私自身も一時帰国する際には旅行者保険に加入し、万が一の医療費に備えています。
交通手段の違いに苦労 〜車社会への適応〜

アメリカ生活で最も驚くことの一つが、圧倒的な車社会です。
特に、日本のように公共交通機関が発達していない地域が多く、日常生活のほとんどの移動が車に頼ることになります。
ここでは、アメリカの車社会への適応方法と、その際に知っておくべきポイントを具体的に解説します。
車の購入と維持費の計算
まず、アメリカで生活する上で車を購入することが必要になるケースが多いです。
特に地方や郊外では公共交通機関が限られており、車がないとスーパーマーケットや病院、職場へ行くのも一苦労です。
しかし、車の購入には多額の初期費用がかかります。
一方で、日本人の多くが初めて車を購入する際は、クレジットスコアの影響で思ったような条件でローンを組めず、現金一括で買うことになる場合が多いです。
また、購入後は車の維持費も忘れてはいけません。
ガソリン代、車検、保険、修理費などが日本よりも高額になることが多いです。
アメリカでは車の保険は法的に必須であり、特にカリフォルニアなどの都市部では保険料が非常に高いため、事前に見積もりを取ることが重要です。
レンタカーやカーシェアの活用 〜車がすぐに買えない場合〜
車を購入する前に、レンタカーやカーシェアの利用を検討するのも一つの手です。
特に都市部では、レンタカーやカーシェアサービスが充実しており、短期間の利用には便利です。
また、ZipcarやTuroといったカーシェアサービスを利用しましたが、これらのサービスはガソリン代や保険料が含まれているため、手軽に利用できます。
アメリカでの運転マナーとルール 〜運転免許の取得も考慮〜
アメリカで運転するには、州ごとの運転免許が必要です。
各州で規定は異なりますが、日本の免許証があれば、いくつかの州では国際免許証や日本の免許証の翻訳で短期間運転可能です。
しかし、長期間滞在する場合は、その州の免許を取得する必要があります。
また、アメリカの運転は日本と比べて異なる点が多く、最初は戸惑うことも少なくありません。
特に右折優先や4方向ストップなど、日本では見られない交通ルールに慣れる必要があります。
私も最初の頃は右側通行に慣れず、何度もヒヤッとする場面がありました。
運転する際には、しっかりとルールを学び、慎重な運転を心がけましょう。
車がない生活の工夫 〜公共交通機関とライドシェアの活用〜
もし車を持たない選択をした場合、公共交通機関やライドシェアを上手く活用することが鍵です。
都市部では地下鉄やバスが比較的利用しやすく、通勤や買い物にはそれなりに便利です。
しかし、日本の電車やバスに比べると時間が正確ではなく、特に郊外ではバスの本数が少ないため、計画的に行動する必要があります。
UberやLyftといったライドシェアサービスも、車を持たない生活をサポートしてくれます。
食文化の違いによる戸惑い 〜外食と自炊のバランス〜

アメリカに移住した日本人が感じる大きな困りごとの一つが、食文化の違いです。
特に日本の食事に慣れ親しんでいる人にとって、アメリカの食事は味や質、価格の面で大きなギャップがあります。
アメリカには美味しいレストランも多いですが、日本の味を求めると、外食費が高額になりがちです。
また、手軽に日本食が手に入るスーパーも限られているため、食生活の維持に戸惑いを感じることが多いです。
私自身もアメリカに来た当初は、日本食が恋しくてつらい時期がありましたが、少しずつ自炊や工夫を取り入れることでバランスを取れるようになりました。
日本食レストランの価格と頻度を抑える工夫
アメリカでは、日本食レストランは質の良い店が多いものの、値段が非常に高いことが難点です。
例えば、寿司や天ぷらなどの本格的な和食は、都心部では一食あたり$30〜$50以上かかることも珍しくありません。
週に何度も通うことは難しいため、私の場合は特別な日に外食を楽しむことにし、普段はできるだけ自炊を心がけるようにしています。
また、Grouponでは、たまに日本食レストランが割引になっていることがあるので、要チェックです。
Grouponをさらにお得に使うために、わたしはRakutenというアプリも活用しています。
日本食スーパーとオンラインショップ
外食が高いんだから、自炊しかないと思っても、アメリカで日本食材を購入できるスーパーマーケットは、都市部に限られており、また商品も限られています。
ロサンゼルスやニューヨークといった大都市にはミツワマーケットやマルカイといった大きな日本食スーパーマーケットがありますが、それ以外の都市では、日本食材を揃えるのが難しいのが現状です。
また、輸入食品であるため、値段も高めに設定されていることが多く、特に新鮮な魚介類や味噌、醤油などの調味料は高価です。
近くに日本食材屋がない場合は、オンラインショッピングを使うのが良いでしょう。
私自身、 WeeeやAmazonを多用しています。
日本食が手に入らない場合も、肉じゃがや味噌汁、カレーライスといった日本の家庭料理は、アメリカのスーパーでも比較的簡単に材料が揃います。
特に冷凍野菜や缶詰を活用することで、調理時間を短縮し、日常的に日本の味を楽しむことができます。
アメリカに来ると、ファストフードや外食の誘惑が多くなり、食生活が乱れがちです。
しかし、外食に頼りすぎると、健康や食費に悪影響が出ることがあります。
例えば、週末は外食を楽しむものの、平日は基本的に自炊するというルールを作ることで、食生活を健康的に維持できます。
一時帰国時の悩みと節約術 〜日本との距離感を埋める〜

アメリカで生活していると、一時帰国は家族や友人との再会、そして日本の文化を再体験する貴重な機会です。
しかし、その反面、コストや時間、そして生活のペースをどう調整するかといった悩みがついてきます。
ここでは、一時帰国に伴うよくある悩みと、それらを解決しつつ節約も実現する方法について解説します。
一時帰国の航空券を賢く購入する方法
一時帰国の中でも最も大きなコストとなるのが航空券です。
繁忙期のチケット代は驚くほど高くなることがありますが、以下の方法を活用すれば節約が可能です。
- マイルを活用する: クレジットカードのマイルプログラムを最大限に活用することで、航空券代を抑えることができます。特に、アメリカ在住者向けのマイルがよく貯まるクレジットカードを使えば、効率的にマイルを貯められます。
- フレキシブルな日程を設定する: 出発日や帰国日を平日に設定することで、料金を大幅に節約できます。また、比較的安価な季節を選ぶのもポイントです。
- 格安航空券の比較サイトを活用する: Google FlightsやSkyscannerなどのプラットフォームを使い、最安値の航空券をチェックしましょう。
滞在中の宿泊費を抑える方法
一時帰国中の宿泊費も悩みの種となりますが、以下の工夫で節約が可能です。
- 家族や友人宅を利用する: 家族や親しい友人の家に泊めてもらうことで、宿泊費を完全に抑えられます。
- Airbnbやウィークリー・マンスリーマンションを利用: ホテルよりもコストを抑えられる選択肢として人気です。特に長期滞在の場合、割引が適用されることもあります。
- ポイントを活用: ホテル予約サイトのポイントプログラムを活用して費用を抑えるのもおすすめです。アメリカのクレジットカードを活用することで、うまくホテル系ポイントを貯めることも可能です。
日本のSIMカードやWi-Fiレンタルで通信費を削減
帰国中のスマートフォン利用も、コストが気になるポイントです。
以下の手段で節約を目指しましょう。
- 短期プリペイドSIMを利用する: 一時帰国者向けのプリペイドSIMは、日本での通信費を大幅に削減できます。
- ポケットWi-Fiをレンタルする: 家族全員で使えるポケットWi-Fiをレンタルすることで、個別に通信プランを契約するよりもコストを抑えられます。
- 現地のフリーWi-Fiを活用する: 日本国内にはフリーWi-Fiスポットが多く存在します。これらを積極的に活用することで通信費をさらに節約できます。
社会的な孤独感 〜コミュニティへの参加〜

アメリカでの生活に慣れてくると、言語や文化の壁を乗り越える一方で、別の課題として「社会的な孤独感」を感じることがあります。
特に、日本の家族や友人から離れた環境での生活は、孤独を感じやすいものです。
仕事や勉強に忙しい日々が続く中で、誰とも深い繋がりを持てない状態は、心の負担を大きくする要因となります。
しかし、孤独感を軽減するためには、積極的にコミュニティに参加し、人との繋がりを築くことが重要です。
以下では、実際に試して効果的だった具体的な方法をご紹介します。
日本人コミュニティを探す
まず最初に試していただきたいのが、日本人が集まるコミュニティやイベントに参加することです。
多くの都市には日本人向けの交流会や文化イベント、または日本語学校が存在します。
これらの場は、同じ背景を持つ人々と出会い、悩みや経験を共有する貴重な機会となります。
私自身も、日本関係のイベントに参加したことで、同じような境遇の日本人と繋がることができました。
お互いの経験を共有することで孤独感が和らぎ、今でも続く友人関係を築くことができました。
地元の趣味グループに参加する
地元の趣味グループに参加することも、孤独感を解消する一つの手段です。
MeetupやFacebookグループを活用すると、自分の興味や趣味に合ったグループを簡単に見つけることができます。例えば、ハイキングや料理、アートワークショップなど、さまざまなテーマのグループがあります。
私の友人は料理が趣味で、地元の「国際料理クラブ」に参加しました。
初めは緊張していましたが、日本食を紹介したところ大いに喜ばれ、それをきっかけに多くの人と親しくなりました。
共通の趣味を通じた交流は、言語の壁を超える素晴らしい手段です。
SNSやオンラインフォーラムを活用する
対面での交流が難しい場合には、SNSやオンラインフォーラムを活用してみましょう。
特に、オンラインでは地理的な制約がないため、アメリカ全土や世界中の日本人と意見交換をすることができます。
私もXで多くの在米日本人の方から親切にアドバイスをくれる現地の日本人と繋がることができ。
新しい文化に溶け込む努力をする
孤独感を軽減するもう一つの方法は、アメリカの文化に積極的に溶け込むことです。
例えば、感謝祭やハロウィンなどのイベントに参加したり、地元のスポーツチームを応援したりすることも良いきっかけになります。
子供の教育環境への不安

アメリカに移住するとき、子供の教育環境についての不安は多くの親が抱える大きな課題の一つです。
教育制度や文化の違い、言語の壁など、初めての環境に馴染むことへの不安は避けられません。
しかし、情報を集め、具体的な対策を取ることで、子供の適応をスムーズにし、教育をより良いものにすることができます。
アメリカの教育制度の特徴を理解する
アメリカの教育制度は、日本と異なる点が多くあります。
義務教育の年齢、学校区(School District)による教育の質の違い、進学の仕組みなど、知っておくべきことが多いです。
例えば、アメリカの公立学校は居住地域によって決まるため、住む場所が子供の教育環境に大きく影響します。
また、学校のカリキュラムは州ごとに異なるため、移住先の州の教育方針を理解することが重要です。
特に、日本の教育に比べて自己表現やディスカッションを重視する点は大きな違いです。
子供がこれに慣れるためには、親が学校の方針を理解し、積極的にサポートすることが必要です。
言語の壁を乗り越えるためのサポート
言語が子供にとって最初の大きな障壁になることが多いです。
特に英語が得意でない場合、新しい環境での授業や友達作りに苦労することがあります。
しかし、多くの学校では、英語を第二言語(ESL: English as a Second Language)として学ぶプログラムを提供しており、専門の教師がサポートしてくれます。
親としてできるサポートには以下のような方法があります:
- 家庭で英語に触れる時間を増やす(英語の絵本やアニメを見るなど)
- 地元の英語サポートプログラムに参加する
- 日本語での学習も継続し、母国語の基盤をしっかりと保つ
また、学校の先生やカウンセラーに相談し、必要に応じて個別サポートを受けることも大切です。
学校選びのポイント
アメリカでは、学校選びが子供の教育環境に大きな影響を与えます。以下のポイントを参考に、子供に最適な学校を見つけましょう。
- 学区のリサーチ
住むエリアの学区の評価やランキングを調べ、教育の質が高い地域を選ぶことが重要です。GreatSchoolsなどのウェブサイトを利用すると、学区や学校の評価を簡単に確認できます。 - 公立か私立か
公立学校は無料で、地域住民の子供が通うことができます。一方、私立学校は学費が必要ですが、小規模で手厚い教育を提供する学校も多いです。家庭の予算や教育方針に応じて選択肢を検討しましょう。 - 特別プログラムの有無
子供の興味や特性に合わせたプログラムがあるかを確認します。例えば、STEM教育(科学・技術・工学・数学)やアート重視の学校、ギフテッドプログラムなどがあります。
異文化での学校生活への適応
アメリカの学校生活では、日本とは異なる文化やルールに適応する必要があります。
例えば、授業中の積極的な発言や、多国籍のクラスメートとの交流が求められます。
最初は戸惑うこともありますが、親として子供を支えることが重要です。
- 親子で新しい文化を学ぶ
学校行事やボランティア活動に参加し、現地の教育文化を体験することは、親子共に適応を助けます。 - 友達作りをサポート
初めての環境で友達を作るのは子供にとって大きな挑戦です。放課後のクラブ活動やスポーツチームに参加させることで、自然な形で交友関係を広げることができます。
日本語教育の維持
アメリカで生活する中でも、日本語能力を維持することは重要です。
バイリンガルの利点を活かすためにも、家庭での日本語学習を継続しましょう。
以下の方法が効果的です:
- 日本語学校に通わせる
- 日本語の本や教材を家庭に取り入れる
- 日本の家族や友人と定期的にオンラインで会話する
物価が高すぎる〜お得なものを活用する〜

アメリカでの生活費が高いと感じることは避けられませんが、クレジットカードやキャッシュバックサービスを賢く利用することで、生活費の負担を軽減することが可能です。
特に、現地でのクレジットカード利用は節約に役立つだけでなく、ポイント還元や特典を通じてさらにお得に生活できます。
また、Rakutenなどのキャッシュバックサービスを活用することで、日々の支出を効率的に抑えることができます。
クレジットカードを活用して生活費を削減
アメリカではクレジットカードの利用が一般的で、多くのカードが日常の買い物でポイントやキャッシュバックを提供しています。これらの特典をうまく活用することで、生活費の削減が可能です。
- ポイント還元で節約
アメリカのクレジットカードは、利用で数%還元するものが多くあります。それらを旅行のマイルやホテルポイントなどに交換することで、節約できます。 - 特定カテゴリーのキャッシュバックを活用
一部のクレジットカードでは、ガソリン、レストラン、旅行など特定のカテゴリーで高いキャッシュバックを提供します。自分の支出パターンに合ったカードを選ぶことで、効率よく節約が可能です。 - サインアップボーナスの活用
多くのクレジットカードは、新規加入時に一定額を使うと高額なサインアップボーナスを提供します。例えば、3カ月で500ドル以上利用すると、200ドルのキャッシュバックを受け取れるカードもあります。このボーナスを活用することで、大きな節約が期待できます。
Rakutenを活用したキャッシュバック
Rakuten(旧Ebates)は、アメリカで非常に人気のあるキャッシュバックサービスです。
日々のオンラインショッピングでこのサービスを利用することで、購入金額の一部をキャッシュバックとして受け取ることができます。
クレジットカードとRakutenを組み合わせた節
クレジットカードのポイント還元とRakutenのキャッシュバックを組み合わせることで、さらに大きな節約効果を得られます。例えば:
- Rakutenを経由してオンラインショッピングを行い、クレジットカードのポイント還元とRakutenのキャッシュバックの二重取りを狙う。
- キャッシュバックをAmexポイントとして受け取り、航空券やホテル宿泊での利用価値を高める。
- 特定の買い物にはカテゴリーボーナスの高いクレジットカードを使用し、還元率を最大化する。
法律や制度の違いによるトラブル

アメリカで生活を始める日本人が直面する課題の一つが、法律や制度の違いによるトラブルです。
日本とアメリカでは法体系や行政の仕組み、生活上のルールが大きく異なるため、これらを十分に理解していないと、思わぬ問題やストレスを抱えることがあります。
以下では、代表的なトラブルの例とその対策について解説します。
契約に関するトラブル
アメリカでは、あらゆるサービスが契約ベースで成り立っています。
契約書を詳細に確認せずにサインをしてしまうと、不利な条件を受け入れてしまう可能性があります。
- 賃貸契約
- 契約期間中に退去する場合、高額な解約料が発生することが多いです。また、敷金(セキュリティデポジット)の返還がスムーズに行われないこともあります。
- 対策:契約書を必ず隅々まで読み、疑問点があれば不動産業者や専門家に確認する。退去時のトラブルを避けるため、入居時に物件の状態を写真で記録しておく。
- 携帯電話やインターネット契約
- 長期契約が必要な場合が多く、途中解約には違約金が発生します。プラン内容も複雑で、想定以上の料金が発生することがあります。
- 対策:契約時に月額料金の総額を確認し、可能であればプリペイドプランを選ぶ。特に短期滞在の場合は、一時帰国用SIMカードやプリペイドサービスの利用を検討。
自動車関連のトラブル
アメリカでは車が生活必需品となる地域が多く、自動車関連のトラブルもよく見られます。
- 交通違反
- スピード違反や一時停止違反などで警察に止められるケースがあります。罰金は高額で、場合によっては裁判所への出頭が必要になることもあります。
- 対策:運転ルールを事前に学び、地元の交通規則を守ることを徹底する。
- 保険未加入の問題
- 自動車保険の加入は義務付けられており、保険未加入で事故を起こすと大きな罰金や損害賠償が課せられます。
- 対策:信頼できる保険会社で最低限の補償を確保し、自分に合ったプランを選ぶ。
家のセキュリティや治安

最後に、アメリカでの生活において、治安や家のセキュリティに関する不安は多くの日本人が抱える問題の一つです。
特に日本と比べて地域ごとの治安の差が大きく、また住宅の防犯意識も異なるため、適切な対策を講じることが必要です。
以下では、治安や家のセキュリティに関する注意点と具体的な対策を解説します。
アメリカの治安事情
アメリカは広大な国土を持つため、地域によって治安の状況が大きく異なります。
例えば、都市部の一部では犯罪率が高いエリアもある一方、郊外や高所得者層が住む地域では比較的安全な場合が多いです。
また、日本ではあまり馴染みのない銃の存在も治安に影響を与えています。
- 地域ごとの治安の差
- 都市部でも一部のエリアは犯罪率が高く、特に夜間は注意が必要です。
- 対策:住む地域を選ぶ際は、治安情報をインターネットや地元の住人から確認し、安全なエリアを選ぶ。
- 銃社会特有のリスク
- アメリカでは銃の所持が合法であるため、犯罪が発生した場合のリスクが高まることがあります。
- 対策:公共の場では不要なトラブルを避け、緊急時にはすぐに避難する心構えを持つ。
- 交通治安
- 車上荒らしや車両の盗難が発生する場合があります。
- 対策:貴重品を車内に置かない、車両にセキュリティ装置を取り付ける。
家のセキュリティ対策
アメリカでは日本と比べて自宅の防犯対策がより重要とされます。
侵入盗や窃盗のリスクを最小限にするために、住宅のセキュリティを強化することが必要です。
例えば、防犯カメラや照明の設置などが一軒家の場合は挙げられます。
また、物理的な解決策以外にも、地域の清掃活動やイベントに参加し、近隣住民同士の信頼関係を構築することも万が一のためには大切です。
万が一のための準備
どれだけ対策を講じても、万が一のトラブルに備えることは重要です。
家財保険などにはしっかりと入っておき、日本大使館や領事館の連絡先も控えておくようにしましょう。
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