日本人の方々にとって、ANAやJALのマイルを貯めている方が多いと思います。
しかし、アメリカ国内旅行やアメリカと日本などの国外との移動での利用を考えると、アメリカの航空会社と提携しているクレジットカードを使うことで、より効率的にマイルを貯めることができます。
この記事では、下記のような質問に答えながら、おすすめの航空マイルが貯まるクレジットカードを紹介していきます。
航空マイルの基本情報:3つのアライアンス


航空会社は、主に3つの大手アライアンスに属しています。
- スカイチーム(SkyTeam)
- スターアライアンス(Star Alliance)
- ワンワールド(Oneworld)
各アライアンスは、提携航空会社間でマイルの利用が可能で、ネットワークが広がるメリットがあります。
以下にそれぞれのアライアンスについて簡単に紹介します。
スカイチーム(SkyTeam)
スカイチームは、世界的に広がる20以上の航空会社が加盟するアライアンスで、アメリカではDelta航空が主要メンバーです。
日本の航空会社でスカイチームのものはありませんが、例えば、韓国のKorean Air(大韓航空)もスカイチームですので、日本から韓国やアメリカに行くのにも便利に使えます。
また、スカイチームはヨーロッパの航空会社(例えばイタリア)も入っているので、各国へのアクセスが良く、広範なネットワークを活用できます。

2024年現在、スカイチームに加盟する航空会社は 19社 あります。
アジア
ヨーロッパ
北米
南米
アフリカ
スターアライアンス(Star Alliance)
スターアライアンスは、世界最大の航空アライアンスで、アメリカだとUnited航空、日本だとANAが主要メンバーです。
スターアライアンスに加盟する航空会社のフライトを利用すると、ANAやその他の加盟航空会社のマイルを貯めることができます。

スターアライアンスには、世界最大の27社 の加盟航空会社があります。
アジア
ヨーロッパ
北米
南米
アフリカ
ワンワールド(Oneworld)
ワンワールドは、アメリカだとAmerican航空、日本だとJALが加盟するアライアンスです。
ワンワールドは、世界第3位のアライアンスであり、 14社 の加盟航空会社があります。
アジア
ヨーロッパ
北米
オセアニア
航空マイルカードの選び方・マイルの貯め方・使い方のポイント

航空マイルカードの選び方
航空マイルを貯めるには、飛行機に乗るのが一番ですが、普段から効率よく貯めるには、日常の支出をクレジットカードで行うことが重要です。
また、上記で紹介したような、全てのアライアンスでポイントを貯めるのは、分散されてしまうため、効率が悪くなりがちです。

私の場合は、ワンワールドは捨てて、ANAに使えるスターアライアンスを基本に、スカイチームを組み合わせてマイルを貯めています。
下記のようなことを考慮して、選んでみましょう!
航空マイルカードを選ぶ際のポイント:
マイルの貯め方・使い方のポイント
また、マイルの使い方にも工夫が必要です。
使い方のポイント:
おすすめの航空マイル系クレジットカード
続いて、アメリカでおすすめの航空マイル系クレジットカードを紹介します。
アメリカのクレジットカードでは、上記で解説した3つのアライアンスの全てをカバーすることができます。
スカイチームDelta航空のクレジットカード
Delta航空の代表的なクレジットカードが、Delta SkyMiles Gold American Express Cardです。
このカードでは、サインアップボーナスで基本的に40,000ポイントがもらえるうえに、初年度は年会費無料(2年目から150ドル)です。

サインアップボーナスで、日本とアメリカの特典航空券に必要なマイル数の半分ほどは稼ぐことができます。
参考:日本とアメリカの往復の特典航空券に必要なマイル数(Delta航空)
特典として、フライト時の優先搭乗や無料の預け荷物が含まれます。
日常の利用でもマイルが貯まりやすく、旅行の計画が立てやすいカードです。
Delta航空はアメリカの航空会社の中で評判が良く、使いやすさも抜群です。
スターアライアンスANAまたはUnited航空のクレジットカード
続いて、スターアライアンスでは、ANAやUnited航空がアメリカ・日本では人気です。

ANAが好きな場合には、American Expressのクレジットカードがおすすめです。
その理由は、American Expressで貯まるポイントが、1:1の割合でANAマイルに交換することができるからです。
多くのAmerican Expressクレジットカードでは、United Explorer Cardよりもサインアップボーナスや日常使いでポイントが貯まりやすいです。
ANAマイルについては、下記の記事で詳しくまとめています。
United系列で人気なのがUnited Explorer Cardです。
このカードも、初年度年会費無料(2年目から95ドル)で、サインアップボーナスが50,000マイルもらえます。
入会ボーナスで、アメリカ日本の1往復に必要なマイル数のほとんどが稼げてしまいます。
参考:日本とアメリカの往復の特典航空券に必要なマイル数(United航空)
United航空のフライトでマイルが2倍貯まり、ラウンジアクセスや無料の預け荷物などの特典も魅力です。
特に、Unitedの航空マイルはANAの航空券に交換可能なので、ANAが好きな方には特におすすめです。
ワンワールドJALやAmerican航空のクレジットカード
最後にワンワールド系列で人気なのが、JALとAmerican 航空です。
JALマイルのアメリカのクレジットカードでの貯め方については、下記記事をご参照ください。
American 航空で人気なのは、Citi AAdvantage Platinum Select World Elite Mastercardです。
こちらも、初年度年会費無料で、再案アップボーナスが50,000マイルを獲得可能です。
参考:日本とアメリカの往復の特典航空券に必要なマイル数(American航空)
普段の利用では、American航空のフライトで2倍のマイルが貯まり、ビジネスクラスのアップグレードやラウンジアクセスも利用できます。
American航空のマイルはJALの航空券に交換可能なので、JALが好きな方には特におすすめです。
航空マイルが貯まるクレジットカードまとめ

時間がない方のために、簡潔にまとめます。
- 航空マイルを賢く活用すれば、毎年何度も海外旅行を楽しむことができる!
- マイルの貯め方と使い方をしっかりと理解し、自分に合ったクレジットカードを選ぶことが大切!
- 特に、アメリカの主要航空会社の提携クレジットカードを利用すれば、日本の航空会社のマイルだけでなく、アメリカやその他の国への移動にも柔軟に対応できる。
- クレジットカードを作る時には、サインアップボーナスやボーナス特典を最大限に活用しながら、賢くマイルを貯めたい。
- 貯まったマイルは、普通運賃の数倍の価値がある特典航空券に交換するのが一番お得。
- 提携しているホテルやレンタカーも利用すれば、旅行の移動手段からアクティビティ、宿泊まで、マイルでカバーできる。
わたしの経験でも、航空マイルをうまく活用すれば、海外旅行をより手軽で快適なものにしてくれます。

賢く貯めて、有意義に使っていきましょう。
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