「アメリカで最も人気のクレジットカードは?」と聞かれたら、多くのアメリカ人がChase Sapphire Preferredの名前を挙げるでしょう。
しかし、日本人の間では、このカードには「審査が厳しい」「作るのが難しい」という声もよく聞きます。
実際のところはどうなのでしょうか?

一方で、申請したけど、審査に落ちたという話もよく聞きます。
この記事では、Chase Sapphire Preferredの魅力から取得条件、そして実際の活用法まで、筆者の実体験を交えながら詳しく解説します。
特に、60,000ポイントの入会ボーナスをどう活用すれば数十万円相当の価値を生み出せるのか、具体的な方法もお伝えします。

Chase Sapphire Preferredは、特に次のような人におすすめです。
Chase Sapphire Preferredの基本情報

Chase Sapphire Preferredは、JPMorgan Chaseが発行する人気の高い旅行系クレジットカードです。
このカードは、旅行やダイニングでのポイント還元率が非常に高く、特に旅行愛好者にとって魅力的な特典が豊富に揃っています。
簡単に表でまとめます。
| 申込先 | Chase Sapphire Preferred |
| 年会費 | 95ドル |
| 外貨取扱手数料* | 無料 |
| おすすめポイント | 普段使いにも旅行にも、ポイントが貯めやすい。ChaseポイントはHyattホテルやUnited航空など、交換先での使い勝手もよくお得! |
驚異の入会ボーナス:実質価値は数十万円相当
Chase Sapphire Preferredの年会費は95ドルですが、初年度に高額な入会ボーナスが付与されます。
現在、60,000ポイントの入会ボーナスがあり、これを獲得するには最初の3ヶ月間で4,000ドル以上の利用が必要です。
この60,000ポイントは、Chaseトラベルポータルを通じて750ドル相当の旅行に交換することができます。
また、Chaseのポイントはホテルポイントや航空マイルに交換することで、実際には750ドル以上の価値を作り出すことができます!

例えば、下記のようなものに使うことができ、実際には数十万円の価値があると思います!
年会費95ドルが実質45ドルになる理由
毎年50ドルのホテルクレジットが自動付与されるため、実質的な年会費負担はわずか45ドル。
ポイント還元率:日常使いから旅行まで高還元

旅行やダイニングがお得なポイント還元率
Chase Sapphire Preferredは、特定のカテゴリーでの利用に対して高い還元率を提供します。
年間の外食費が2,000ドル、旅行費が3,000ドルの場合、それだけで12,000ポイント(約150ドル相当)が貯まる計算です。
充実の旅行特典:安心のサポート体制
- 外貨取扱手数料無料:海外利用時の3%手数料が不要
- トリップキャンセル/インタラプション保険:最大10,000ドル補償
- 旅行保険:医療・緊急避難時の補償
- 購入保護・延長保証:商品の破損・盗難補償
- レンタカー保険:日本を含む海外でも適用
審査通過の条件:戦略的アプローチが必要

Chase Sapphire Preferredカードを取得するには、以下の条件を満たす必要があります。
これらの条件を満たすことで、カードの審査に通りやすくなります。
高いクレジットスコア
クレジットスコアはカード取得において非常に重要な要素です。
私の場合、クレジットスコアは788で、これによりChase Sapphire Preferredカードの審査に通過することができました。
一般的には700以上、できれば750以上が理想的です。
クレジットスコアを高く保つための詳細な方法については、【アメリカ】クレジットスコア(FICO)の確認方法と上げる方法の記事を参照してください。
5/24ルール
Chaseには「5/24ルール」と呼ばれる独自の規則があります。
これは、過去24ヶ月以内に他のブランドを含めて5枚以上のクレジットカードを開設していると、Chaseの新しいクレジットカードを取得できないというルールです。
これを満たすためには、クレジットカードの申請を戦略的に行う必要があります。
詳細はChaseクレジットカードの5/24ルール解説【対象外は?】の記事で確認できます。
アメリカの滞在期間
アメリカに到着したばかりでは、いくら高いクレジットスコアがあっても、Chase Sapphire Preferredカードを作ることは難しいです。
一般的には、少なくとも1〜2年間の滞在が必要です。
滞在期間が2〜3年程度の場合、他のクレジットカードを控えて5/24ルールを満たし、Chase Sapphire Preferredカードを作成するのがおすすめです。
私自身も、最初の滞在は3年半程度だったので、実際にChaseのカードは1枚しか作れませんでした。
これらを踏まえた、戦略的なクレジットカードを作る順番については、アメリカ駐在のクレジットカードは作る順番が大切【注意点・年間スケジュールを解説】という記事を読んでみてください。
日本人特有の活用法:一時帰国時の強い味方

Chase Sapphire Preferredは、旅行関連の特典が充実しています。
特に、日本の一時帰国中に利用するのが便利です。
外貨手数料も無料で安心
海外で使う場合の外貨手数料も無料ですので、両替するよりもお得に買い物することができます。
レンタカー保険も日本やアメリカ国外適用
さらに、Chase Sapphire Preferredに付随するレンタカー保険は、日本でレンタカーを借りる場合にもついてくるので、レンタカー代をこのカードではらうことで、ポイントが5倍になるうえに、無償でレンタカー保険もついてきます。
ポイントで無料宿泊・航空券
また、貯めたポイントをUnitedマイルやハイアットポイントに交換して利用することで、お金をかけずに一時帰国することもできるでしょう。
Chase Sapphire Preferredのおすすめポイントまとめ

おすすめポイントを整理します。
- 高額な入会特典ボーナス:Chase Sapphire Preferredの入会特典は非常に魅力的であり、60,000ポイントは実際には数十万円の価値に相当します。
- 年会費の実質負担額が低い: 年会費は95ドルですが、毎年50ドルのホテルクレジットが付いており、実質的な負担額はわずか45ドルです。
- 柔軟なポイント還元方法:Chaseポイントは様々な方法で活用することができ、旅行やキャッシュバックなど、自分のライフスタイルに合わせた使い道が可能です。
- 外貨手数料不要:海外(特に日本での一時帰国)での利用において、外貨手数料がかからないため、無駄なく安心して活用できます。
Chase Sapphire Preferredは確かに取得条件が厳しいカードです。しかし、その分だけ得られる価値も計り知れません。
アメリカ駐在中に1枚だけクレジットカードを作るとしたら、多くの人がこのカードを選ぶ理由がお分かりいただけたでしょうか。
クレジットスコアの向上、5/24ルールのクリア、適切なタイミングでの申請—これらの準備を整えて、ぜひトライしてみてください。









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