クレジットカード強制解約から身を守る:Amex・Chase突然閉鎖の全対策ガイド

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「朝起きたらクレジットカードが使えなくなっていた」

US幼稚園生
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そんな悪夢のような体験が、近年American ExpressやChaseの利用者の間で急増しています。

何の前触れもなく、優良顧客でさえもアカウントが突然閉鎖される事例が相次いでいるのです。

クレジットカードが使えない以上の問題が、ポイント救済の時間的猶予ないということです。

対策していないと、URやMRポイントが凍結された瞬間に移行不可能となってしまいます。

この記事では、最新の事例分析と専門家の見解を基に、なぜこのような事態が起きるのか、

そして何より重要な予防策と対処法を詳しく解説します。

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深刻化する突然閉鎖問題:2024-2025年の最新状況

Amexの閉鎖例

“We are writing to inform you that, after a recent review of your American Express® account(s) referenced above, we have cancelled the account(s) due to indicia of misuse.”

2024年後半から2025年にかけて、このような文言でAmexアカウントが突然閉鎖される事例が劇的に増加しています。

Reddit上では「indicia shutdown」と呼ばれ、多くの利用者が困惑の声を上げています。

根本的なパラダイムシフト

特にコロナ以降、近年のクレジットカード強制閉鎖問題は、米国クレジットカード利用における根本的なパラダイムシフトを示しています。

この記事を通じて解説しますが、下記の守りの戦略を取っていくことが非常に重要です。

従来の「攻めの戦略」(2020年以前)

  • 多数のカード保有による最大化戦略
  • Sign-up Bonusの連続獲得
  • ポイント・マイルの大量蓄積
  • 年間10枚以上の新規申請も珍しくない

新時代の「守りの戦略」(2024年以降)

  • 最小限の枚数での最大効率追求
  • ポイントは「蓄積」より「即時活用」
  • 申請は「年1-2回」の超保守的アプローチ
  • シャットダウン回避が最優先事項
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なぜ突然閉鎖が起きるのか?主な原因と引き金

短期間での多重申請(Velocity Rules違反)

  • 6ヶ月以内に3枚以上の新規申請
  • 特にビジネスカードとパーソナルカードの同時申請

具体例

  • 2022年に5枚、2023年に3枚申請した利用者が2024年に部分閉鎖
  • 最後の申請から1年以上経過していても影響を受ける場合がある

チャージカードでの残高保持

Amexチャージカードの落とし穴

  • Platinum、Gold、Greenは毎月全額支払いが原則
  • わずか数日の残高保持でも「misuse」と判定される可能性
  • 「Pay Over Time」機能の利用履歴も影響する場合がある

実際の事例

  • 1回だけ$500の残高を翌月に繰り越した利用者が閉鎖
  • 支払い能力に問題なくても、規約違反として処理される

Chase: AML・詐欺検知システムの誤判定

Chaseで頻繁に見られるパターン

  • 短期間での大額入出金(例:$10,000以上)
  • 複数の決済アプリ(Zelle、Venmo、Apple Pay)の頻繁な利用
  • 地理的に離れた場所での同日利用

カード保有枚数の上限とクレジットライン管理

「持ちすぎフラグ」の実態 近年のシャットダウン事例では、カード枚数そのものが審査・SD判断に大きく影響していることが判明しています:

  • 6-7枚以上の保有で新規申請時にフラグ
  • 未使用カードの長期保有が「目的不明アカウント」として警戒される
  • 総クレジットライン(利用可能枠)が収入比で過大と判断される
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効果的な予防策:アカウント閉鎖を避けるために

【最重要】ポイントは「貯める」より「守る」戦略

まず理解しておくことは、Chase、Amexともに、急にアカウントが閉鎖されると、ポイントも消えてしまうということです。

  • UR(Ultimate Rewards):アカウント閉鎖と同時に移行不可、残高ゼロ
  • MR(Membership Rewards):FR発動後に全ポイント没収、復元不可

下記のような状況では、早めにポイントを避難させておくのが良いでしょう。

  • 新規カード申請の直前・直後
  • 審査状況が「In Review」に入った瞬間
  • 他社で「Decline」を受けた直後
  • カード保有枚数が6枚を超えた時点

Chase UR避難先

Chase URポイントを避難させておくには、下記がおすすめです。

  • Hyatt:1:1レート、失効なし、日本でも利用価値高
  • United:1:1レート、18ヶ月活動で失効回避
  • Southwest:アメリカ国内利用限定だが安全性は高い

【MR避難先】

Amex MRポイントを避難させておくには、下記がおすすめです。

  • ANA:1:1レート、3年失効だが延長可能(スカイコインへの交換など)
  • Hilton:1:2レート、失効なし(利用で失効回避)
  • Marriott:1:1レート、24ヶ月失効だが延長容易

【基本戦略】申請順序とタイミングの最適化

申請頻度の厳格管理

  • 年間最大2-3枚まで
  • 最低間隔6ヶ月
  • 同日・同週申請の完全回避:複数社への同時申請は即フラグ
  • Decline後は最低3ヶ月空ける:審査落ち直後の申請は危険度極大

カード保有枚数とクレジットライン最適化

【保有枚数管理】

  • ✅ 1-5枚:安全圏(全カードで月1回以上利用)
  • ⚠️ 6-7枚:警戒ゾーン(新規申請前にUR/MR避難)
  • ❌ 8枚以上:危険領域(即座に整理とポイント避難)

【整理すべきカードの特徴】

  • 1年以上利用実績のないカード
  • 年会費がかかるのに活用していないカード
  • ポイント目的で発行後、放置状態のカード
  • 同系列で機能が重複しているカード

【中級対策】リスク要因の排除

決済アプリ利用の最適化

  • Zelle、Venmo利用は月$3,000以下に制限
  • 同一相手への頻繁な送金を避ける
  • ビジネス取引と個人取引を明確に分離

アカウント情報の一貫性維持

  • 住所、電話番号の変更は全アカウントで同時実施
  • Authorized Userの追加・削除は慎重に検討
  • ビジネス情報(収入、業種など)の一貫性を保つ
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問題発生時の対処法:閉鎖されてしまった場合の現実的戦略

即座に実行すべき緊急対応

【最優先事項:資産保全】

  • 残存ポイント残高の確認(スクリーンショット保存)
  • 他社カード・口座の利用可能性確認
  • オートペイ設定の緊急変更
  • 現金・代替決済手段の確保

【情報収集と記録】

  • 閉鎖通知メールの完全保存
  • 過去の利用履歴と申請記録の整理
  • カスタマーサービスとの全やり取りを記録
  • 可能であれば閉鎖理由の詳細を文書で要求
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まとめ:持続可能なクレジット戦略の新時代

重要なのは以下の認識転換です。

  • 量より質:多くのカードを持つより、少数精鋭で安全運用
  • 短期利益より長期安定:Sign-up Bonusより継続利用価値
  • 攻めより守り:新規獲得より既存保全

この記事で提示した戦略を実践することで、シャットダウンリスクを最小限に抑えながら、米国クレジットカードの恩恵を長期的に享受できるようにしましょう!

少数精鋭で持っていきたいおすすめのクレジットカードについては、下記の記事をお読みください!

コメント

  1. Jack より:

    クレジットカードの利用状況は、日本で作ったものも調べられますか。それともアメリカ作ったクレジットカードのみでしょうか。

    • admin より:

      基本的に日本で作ったものに対して見られることはないですが、American Expressなどは当然日本とアメリカ双方の情報を見ることができるため、要注意かと思います。

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