「アメックス・プラチナは憧れのカードだけど、年会費695ドルって本当に元が取れるの?」
この疑問、アメリカ駐在中の多くの方が抱いているのではないでしょうか。
実際に筆者も同じ疑問を持ち、他のカードと徹底比較した結果、現在は別のカードを愛用しています。
しかし、使い方次第では年会費以上の価値を生み出せるのも事実。
The Platinum Card by American Expressの基本情報

まず最初に、表でざっくりとまとめておきます。
申込先 | The Platinum Card (公式サイト) |
年会費 | 695ドル |
外貨取扱手数料 | 無料 |
おすすめな点 | 年会費以上の元が取れるポテンシャルのあるカード。持っているだけでもかっこいいが、ステータスだけではなく、特典を使いこなしたいアメリカンエクスプレス最高峰のクレジットカード。 |
驚異の入会ボーナス:実質900ドルのプラス
入会から6ヶ月間で6,000ドル利用すると、80,000 MRポイント(約1,600ドル相当)を獲得できます。
計算してみると:
- 入会ボーナス価値:1,600ドル
- 年会費:695ドル
- 実質利益:905ドル
つまり、入会ボーナスだけで1年目は確実にプラスになります。
年間特典の詳細分析:総額1,600ドル相当

このカードを使ってショッピングをすると、特別な特典やキャッシュバックを受けることができます。
さまざまな店舗やオンラインショッピングサイトで優待が受けられます。
旅行関係でポイント5倍
旅行以外の普段使いでは、ビジネス向けカードAMEX Blue Business Plus カード(年会費無料、最低2倍ポイント)の方がお得です。
Uber特典: 200ドル
Uber特典として、Uber VIPステータスと最大200ドルのUberクレジットがもらえます。
UberとUber Eatsの両方に使えるので、使い勝手は良いですね!
Saksクレジット: 100ドル
ニューヨークに本店があるSaks Fifth Avenueで利用できる100ドルのクレジットが、半年に一度50ドルずつ付与されます。
Equinox特典: 300ドル
高級フィットネスクラブ「Equinox」で年間300ドル分が利用可能です(月々25ドル分キャッシュバック)。
SoulCycle At-Home Bikeクレジット:300ドル
SoulCycleのAt-Homeバイク購入時に最大300ドルのステートメントクレジットがもらえます。
Walmart+クレジット: 155ドル
オンラインおよび店舗で使えるWalmart+メンバーシップの費用(毎月12.95ドル)がカバーされます。
旅行やエンターテイメントで充実の特典とサービス

ホテル特典: 200ドル
American Express Travelを利用してホテルを予約すると、200ドルキャッシュバックされます。
航空会社特典: 200ドル
航空会社で利用できる年間最大200ドルのステートメントクレジットがもらえます。
金額は大きいものの、注意すべき点として、航空券などでは利用できません。
実際に利用できるものとしては、座席変更代や預け荷物代、機内食代などになります。
家族で利用時にこういった支払いを普段からしている人には使いやすい特典でしょう。
Clearクレジット: 189ドル
アメリカ国内の空港や、スタジアムなどで、指紋認証で簡単に入場できるClearの利用費189ドルがキャッシュバックされます。
TSA Preとグローバルエントリーの申請代: 100ドル
海外旅行などに空港で便利なTSA Preやグローバルエントリー申請費用100ドルがカバーされます。
空港ラウンジアクセス
無料で利用できる空港ラウンジが多数あります:
多くのクレジットカードは、プライオリティ・パスのラウンジはついてきても、その他のラウンジ利用権はつかないので、この点がプラチナカード独自の大きな特典です。
ヒルトン・マリオットホテルの上級会員資格
アメックス・プラチナカード会員は、アメックス・ファイン・ホテル&リゾートへのアクセスがあるので、特定のホテルでの優待サービスや部屋のアップグレード特典を受けることができます。
また、以下の上級会員資格が自動付与されます:
ホテルの上級会員になれるクレジットカードについては、それぞれヒルトンやマリオットのまとめ記事でも書いていますが、アメックスプラチナを作るだけで両方の上級会員になれるのは、嬉しいですね。
レンタカーの上級会員
ホテルだけではなく、レンタカーでも特典のある、上級会員に自答的になることができます。
旅行保険と安心のサポート
このカードには、海外旅行や出張中のトラブルに備えた旅行保険が付帯しています。
- 旅行保険①:旅行が6時間以上遅延した場合、最大500ドルまで払い戻し
- 旅行保険②:外的要因で旅行が中断した場合、最大10,000ドルまで払い戻し
- 購入保険:購入日から最長90日間、盗難、損傷、紛失で保険
さらに、アメックスコンシェルジュ利用可能で24時間対応のカスタマーサポートがあるので、安心して旅行に出かけることができます。
エンターテインメントクレジット: 240ドル
Peacecock、The Newyork times、SiriusXMといったサービスに登録すると、月々20ドル分のキャッシュバックがもらえます。
正直な評価:元が取れる人、取れない人

アメックス・プラチナは特典が多いですが、その特典をフルに活用できるかを検討する必要があります。
例えば

こういった点は、作る前に要確認です。
実際、注意深く利用していないと、特典を逃しやすいのも事実だと思います。
特典が多い一方で、「お金を使わせる」カードでもあるので、節約派としては、作るべきか悩むポイントの1つです。
逆に、旅行によく行く人・家族にとっては、特典をうまく活かせばかなり最高のカードになるでしょう。

日本のアメックスプラチナに比べたら圧倒的に年会費が安くて特典も良いしね!
元が取れる人の特徴
- 年4回以上旅行する:ラウンジ利用、ホテル特典をフル活用
- 都市部在住:Uber、Clear特典を確実に消化
- 家族旅行が多い:航空会社特典(荷物代等)を有効活用
- 高級志向:Saks、Equinoxを日常的に利用
具体例:年間旅行費8,000ドル、Uber月20ドル利用の場合
- 旅行関連ポイント:32,000ポイント(640ドル相当)
- 各種クレジット:1,600ドル相当
- 合計メリット:2,240ドル – 695ドル = 1,545ドルの利益
元が取れない人の特徴
- 年1〜2回程度しか旅行しない
- 郊外在住でUberをほとんど使わない
- Equinox、Saksを利用しない
- 節約志向で特典に合わせた消費をしたくない
他の候補となるカード
アメックスプラチナレベルの年会費を想定している場合、他のもっと良いカードがあるかも検討すべきでしょう。
このブログでは、下記の記事を通じて、他の類似カードと比較しています。
まとめ:アメックス・プラチナカードを選ぶ理由

以上、このブログでは、アメリカでも最上級のクレジットカード、アメックスプラチナをレビューしました。
アメックス・プラチナカードは確かに特典豊富なカードです。しかし、「特典があるから使う」のではなく、「普段の生活で自然に使える特典がどれだけあるか」で判断すべきです。
アメックス・プラチナは「持っているだけでかっこいい」カードですが、年会費695ドルを正当化するには戦略的な活用が不可欠。入会前に、ご自身のライフスタイルと特典の相性をじっくり検討してみてください。
興味のある方は、公式サイト(下記紹介リンク)で詳細を確認してみてください。
※もしリンク切れなどがございましたら、恐縮ですが、お問い合わせまたはコメント欄よりご連絡ください!
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